駆出し講師の覚書

駆出しの講師が、授業する際に自分が覚えておきたいことや自身が勉強していることをまとめます。

プレゼンが苦手な人を得意な人にするために

ここでは、学生を対象としてプレゼンについてまとめたいと思います。

プレゼンって必要なの?

世はまさに大プレゼン時代

 大学の講義では、個人あるいはグループでプレゼン発表する機会が増えてきました。
また、卒業研究の発表や学会発表をプレゼン形式で行うこともあります。今後、そのような機会はどんどん増えて行くことが予想されます。そう、世はまさに大プレゼン時代なのです。

プレゼンで行うこと

プレゼンは独り言を話す場ではありません。

プレゼンは
自分の考えを聴き手に伝えるために
聴き手に理解してもらうために
行うのです。

プレゼンが下手というのは、自分の考えを他者に説明できない、わかってもらえないという、とても不名誉なことなのです。

次の特徴が当てはまる人は間違いなくプレゼンが苦手な人です。

 

プレゼンな苦手な人の特徴

①スライドが発表原稿となっている

スライドはあくまで要点をまとめるものです。スライドに長い文章があっても、聴き手がすべてを読むことは場合によっては困難ですし、原稿となっているなら発表者は必要ありません。ただスライドを遷移させるだけの人となります。スライドはあくまで補足資料であり、メインは発表者です。スライドを原稿として使うのはやめましょう。

②図が少ない

人間が五感から得る情報の大半は視覚から得ています。そのため、視覚に訴えることが有効だと考えられています。

③聴く人のことを考えていない

 プレゼンは発表者と発表を聴く人が居て成立します。そして、プレゼンは聴く人に理解してもらう、あるいは説得するための行為です。プレゼンが苦手な人はそのことを忘れていることがあります。

プレゼンがどのようなものなかを再認識し、自分の発表が他者の目にどのように映るのか、あるいは映りたいのか、という点を意識するだけでもプレゼンがうまくなると思います。