駆出し講師の覚書

駆出しの講師が、授業する際に自分が覚えておきたいことや自身が勉強していることをまとめます。

√の整数部分と小数部分を用いる問題

久々に解説を載せようと思います。

 

問:1/(4-√15)の整数部分をa、小数部分をbとして、それぞれ求めよ。

まず、整数部分、小数部分とはどこを指すのでしょうか?
たとえば、2.1234とあるとき
小数点より左にある値(今回は2)が整数部分、
右にある値(今回は0.1234)が小数部分となります。

 

整数部分は√で与えられている値に着目することですぐ得られます。
たとえば√7がの整数部分はいくつになるでしょうか?
√4<√7<√9 → 2<√7<3
となるので、√7=2.?となることがわかります。

小数部分はもとの値(√7)から整数部分(2)を引くことで求められます。

 

以上をふまえて、解説

与えられた式を有理化しよう

1/(4-√15)を有理化すると

4+√15が得られます。

√15の整数部分を求めよう

√9 < √15 <√16 → 3 < √15 < 4
となるので
√15 = 3.?
とわかり、√15の整数部分:3が得られます。

今回与えられた式は4+√15なので
4+3.? → 7.?
となり、整数部分a=7

小数部分を求めよう

√15の整数部分は7ということがわかりました。
小数部分はもとの数から整数部分を引くことで求められるので
4+√15 - 7 = √15-3
となり、小数部分b = √15-3
とわかります。