駆出し講師の覚書

駆出しの講師が、授業する際に自分が覚えておきたいことや自身が勉強していることをまとめます。

学校の勉強のありがたさ

生徒と話していると「勉強ってなんのためにするの?」って質問が良く出てきます。私も学生時代はそう思っていたし、学校で習うことの多くは役に立たないことだと思っていました。ですが、年をとるにつれて「やはり勉強は大事なんだな」と改めて感じたので自信にとって「勉強(おもに学校教育)とは何か」をまとめてみます。

 

①視野を広げる

学校の授業は多種多様な内容を教えてくれます。数学、英語、社会、理科、国語や保健体育、美術、技術・情報といったことを先生が教えてくれるわけです。このとき、学校で習ったことで役に立つ情報というものは個人差もあると思いますが決して多くはないでしょう。しかしながら、これらを習うことで様々なモノの見方を獲得することができます。

たとえば、コンピュータというものを説明するときのことを考えてみましょう。

 

数学であれば、コンピュータは2進数で表現されていて掛け算、割り算は左右に1つずらしながら計算できるけど…ということができるかもしれません。

 

社会であれば、コンピュータのパーツは〇〇で作られていて、空輸される。ちなみにITがもっとも進んでいるのは●●で…ということができるかもしれません。

 

英語であれば、コンピュータのスペルはpersonal computerで…というのかもしれません。

 

上記のたとえは、正直適当に書いてしまいましたが勉強することでモノの見方を増やせる(視野を広げる)のは間違いないと思います。そして、面倒なことにどの内容が役に立つかなんて、その時になってみないとわからないのです。どこで聞いたかは忘れてしまいましたが、appleスティーブ・ジョブスさんは学校で習った書道の授業がappleの使用するフォントを考える際に役に立ったと言っていたらしいです(本当かは不明)。なにがどこで役に立つかがわからないので、無差別的に知識を獲得しなければなりませんが視野を広げることは様々な利点を生み出してくれると思います。

 

②勉強スタイルの確立

人間は生き続けている限り勉強をし続けなければならない生物です。では、どのように勉強をするのでしょうか?

このとき、役に立つのが中高で洗練された勉強スタイルです。大学受験を経験した方は、限られた時間の中で多くのテストで点数をとらねば進学できなかったという過酷な状況を突破することができた、あるいはできるだけの勉強法を知っているはずです。

大学受験の過程で獲得した勉強スタイルは言語(国語、数学、英語)、社会(歴史、現代社会)、数学など多くの分野に対応したものとなっているはずです。

よく、最強の勉強法って記事があったりしますが、最強の勉強法は自分で作った自分のための勉強法だと思います。

 

まとめ

学校で習うことは視野を広げるという意味でとても重要なものだと思います。しかしながら、何がどこで役に立つのか、という点で非常におもしろくない時期だと思います。このとき、習うことそのものの価値を考えずに、どのようにして習うのか、学ぶのかという点に重きを置くとまた違った考え方を獲得できて、楽しくなるのではないかと思います。

 

以上です。